お断り:ここに記載されている内容は、予告なく修正・追記・削除されることがあります。
    なお、文中でライブやらイベントやらの話題が出ることがありますが、
    詳細なレポとかセットリストとかは基本的にありません。
    (あっても「チケットが取れなかった」みたいな話だったり、感想レベルのメモ書き程度のものだったりです。)
    そういうのを期待して来られた方ごめんなさい・・・。 

    過去記事(2005.1~2018.12)は、はちの「常時タイトル検討中(仮)。」 アーカイブスに。

「観客2人」の巻。

まさか地元で上映するとは思ってなかった映画が上映されてたので見てきました。
・・・地元のシネコン、上映作品のラインナップが意外とマニアックなんですよね。

「その声のあなたへ」。

2013年に逝去された内海賢二氏を題材にした映画。
ラジオCM聞いてちょっと気になっていたので、見に行ってきました。

映画自体はとても興味深く、基本的にはよい映画でした。
(「面白かった」とはちょっと違う感じかな)
以下、映画のちょっとしたギミックに触れるのでネタバレ対応しておいて。

この映画、公式サイトだと「ドキュメンタリー」って書いてますが、
純然たるドキュメンタリーではないんですよね。

大雑把にまとめると、アニメイトタイムズの編集スタッフの主人公が、
賢プロダクションへの取材をきっかけに内海賢二氏に興味を持ち、
内海氏の足跡をたどる企画を提案、内海氏を知る関係者にインタビューして記事をまとめていく・・・
って設定のドラマパートがあって、公式サイトに名前が上がっている声優さんたちは、
主人公がインタビューする関係者として登場する感じ。

関係者へのインタビューの内容はどれも興味深かったし(さすがにこれは台本とかないですよね?)、
内海賢二という人の人柄とか、いろいろな人達にどれだけ慕われていたかってもの伝わってきたし、
関係者へのインタビューを通じて、声優業界の黎明期や変遷を見せる構成も悪くはなかったんですが。

ただ、ドラマなので主人公の編集スタッフさんは当然役者さん*1が演じているのですが、
インタビューもその方がしているので、個人的にはフィクションとリアルの境界線がボヤけるんですよね。
終盤、主人公がインタビュー中に感極まって泣いちゃうシーンがあるのですが、
アレも演出なのかガチなのかで印象が変わってくるからなぁ。

個人的にはドラマパートなしで、シンプルにインタビューだけまとめただけでも良かったと思うけど。

今日のどうでもいい話。

この映画、冒頭が2019年11月頃*2で、ラストが2021年3月頃*3って設定っぽいんですが、
本当はもう少し公開時期が早かったのかな。

*1:賢プロ所属の声優さん。

*2:中村正氏の訃報を扱っているから

*3:第15回声優アワード新人賞受賞者のインタビューがあるから